【7期生】最近の研修風景

2022.03.30

3月の第7期「海の民学舎生」の主な研修状況

 ▼主な研修等実施状況

◎1~3日
・短期受入研修(各研修生受入先)
(状況)学舎生それぞれの2年目研修先が確定したことを受け、各人の研修先への短期受入研修を実施しました。短期間ではありましたが、一日の仕事の流れを学び、4月からの希望地での研修を意識し、自身の課題を見つける良い機会となりました。
◎9~16日
・PC技能研修
(状況)6日間の日程で、表計算や、発表資料の取りまとめ方法などのPC技能研修を実施しました。今回の研修を通じて、「自分たちの取組等を積極的に発信していく」ことの重要性を少しでも感じて、次代を担う漁師としての自覚を持ってくれればと思います。
◎17日
・講義:漁業とSDGsについて(※オンラインで実施)
(状況)京都府漁業士会の研修に参加しました。講師(全国漁業協同組合連合会)の方から「漁業とSDGsについて」をテーマに、資源管理などのSDGsに関連する事例紹介を含めてお話しいただき、学舎生も関心をもって聴講している様子でした。
◎22~23日
・京都市中央卸売市場視察(京都市)
(状況)22日は市場職員から中央卸売市場の概要と新設された水産棟について説明を受け、23日は早朝からのセリを見学させていただきました。セリでは、府内だけでなく、全国から集められた魚介類がずらりと並ぶ様子に学舎生も驚いていました。

▼その他

◎下記研修を随時実施
主な実施項目は以下のとおり(括弧内は講師)
気象情報と海上気象(大阪管区気象台)、潜水技術講習(舞鶴潜水(株)大西代表)
ロープワーク、ワカメ養殖等の実習、漁業テキスト学習等

2022.03.30

2月の第7期「海の民学舎生」の主な研修状況

▼主な研修等実施状況

◎10日
・ナマコ桁曳き網漁業実習(栗田地区)
(状況)宮津市栗田地区にてナマコの桁曳き漁業実習を実施しました。この日が漁の解禁日ということも有り、朝9時になると、地区の漁業者が一斉に出港し、操業を開始しました。学舎生も漁解禁の高揚した雰囲気を間近で感じられ、大変良い経験になりました。
◎24日
・6期生2年目研修
(状況)学舎6期生の2年目研修として、日本伝統食品研究会 鷲尾圭司会長をお招
きし、ご講演いただきました。講演は7期生も一緒に聴講させていただき、『これまでの漁業とこれからの漁師』をテーマに、「水揚げするだけでなく、付加価値を付ける」、「獲るだけの漁師ではなく、その地域の海、魚、文化を知り、発信することが必要」など、今後の漁業就業に向け有意義なお話しをいただきました。
◎25日
・採介藻漁業(ワカメ)意見交換(栗田地区)
(状況)採介藻漁業者との意見交換を実施しました。当日は実際に刈り取りに使う鎌
などの道具を見せていただいたほか、素干し加工の現場を見学させていただきまし
た。学舎生も今後の漁業就業の参考になったようでした。

▼その他

◎下記研修を随時実施
主な実施項目は以下のとおり(括弧内は講師)
漁業経営(谷口税理士事務所)、水中から見た京都の海(京都大学 益田教授)、
ロープワーク、トリガイ・ワカメ養殖等の実習、漁業テキスト学習等

2022.02.24

1月の第7期「海の民学舎生」の主な研修状況

 ▼主な研修等実施状況

◎5日
・初セリ視察(府漁協舞鶴市場)
(状況)京都府漁協舞鶴市場で今年の初セリを見学しました。
市場では、府沿岸各地から届けられた漁獲物が並べられ、仲買人の威勢のいい掛け声が響き渡っていました。学舎生は活気ある初セリの状況が見学でき、気持ちを新たにしていました。
◎6日(以降毎週実施)
・海藻養殖(ワカメ)
(状況)先月から始めたワカメ養殖実習ですが、1週間、2週間と時間が経つにつれて、葉体が大きくなり、1月下旬で60~70センチほどの大きさに生長しました。今後も生長状況を観察し、刈り取りや素干しなどの加工実習も視野に入れて取り組んでいきます。
◎25日
・サワラ曳き縄釣り意見交換・見学(宮津市栗田地区)
(状況)サワラ曳き縄釣り漁の漁業者との意見交換を実施しました。当日は実際に使用している疑似餌や釣り糸を見ながら、使い方等の説明をいただき、後日実際の漁労作業を見学させていただきました。現場で釣り上げる瞬間が見られたのは学舎生にとって良い経験になったと思います。
◎31日
・普通救命講習(宮津与謝消防署)
(状況)宮津与謝消防署から講師をお招きし、心臓マッサージ、人工呼吸、AEDの使用方法等を指導いただきました。学舎生もこれまで経験したことがあるようでしたが、その頃とは変わっている部分もあり、改めて勉強し直すことが出来たようでした。

▼その他

◎下記研修を随時実施
主な実施項目は以下のとおり(括弧内は講師)
製網会社の取り組みについて(ホクモウ(株))
ロープワーク、イワガキ・ワカメ・コンブ養殖等の実習、漁業テキスト学習等

2022.01.24

12月の第7期「海の民学舎生」の主な研修状況

 ▼主な研修等実施状況

◎6日、15日
・海藻養殖(ワカメ・コンブ)実習
(状況)今期から新たな取り組みとして、海藻養殖(ワカメ・コンブ)を実施していくこととなりました。まずはロープに重りなどを取り付け、海中に吊るしておけるように加工し、種苗を取り付け、海中に設置しました。まだ3センチ程度ですが、今後の成長を学舎生も楽しみにしているようでした。
◎10日、13日
・活〆研修
(状況)10月下旬に実施した兵庫県での研修で学習した、活〆・神経〆の習得に向けて、一本釣りで活魚を確保し、活〆・血抜き・神経〆を復習しました。おぼつかない部分もありましたが、なんとか全員が作業を終えることができました。漁業者として必要な技術ですので、しっかりと身に付けて欲しいと思います。
◎17日
・漁獲物脂肪分測定(府漁協宮津市場)
(状況)府漁協宮津市場にて、漁獲物の脂肪分測定を実施しました。当日はサワラやスズキなど旬の魚が水揚げされており、市場も賑わっていました。特にサワラは以前から測定してきましたが、旬を迎え、脂肪分が増加していることを確認し、学舎生も関心を持って取り組んでいるようでした。
◎24日
・ミーティング、年末大掃除
(状況)この日は年内最後となり冬期休暇に入ることから、ミーティングと日頃研修で使用している部屋や、資材の整理を実施しました。1月5日まで海の民学舎は冬期休暇となります。1年目研修修了まで残り3ヶ月となりましたが、しっかりと研修に臨んで欲しいと思います。

▼その他

◎下記研修を随時実施
ロープワーク、操船、トリガイ・イワガキ養殖等の実習等

2022.01.24

11月の第7期「海の民学舎生」の主な研修状況

 ▼主な研修等実施状況

◎2日
・刺網漁業実習(宮津市栗田地区)
(状況)栗田地区の漁業者の指導の下、刺網漁業実習を実施しました。仕掛けの引揚げと漁獲物の取り外しを行いました。学舎生は複雑に絡み合った網に苦戦しながらも、どうにか魚を取り外していました。
◎6日
・ズワイガニ初セリ視察(京都府漁協 舞鶴市場)
(状況)11月6日は底曳網漁業のズワイガニ漁の解禁初日に合わせて、セリを視察したほか、府海洋センターの資源調査のために、カニに取り付けられたタグを回収しました。いつもと違う物々しい雰囲気の中、何十万もの値段が付くこともあり、学舎生も驚いていました。
◎11日
・原木魚礁状況調査(宮津市宮津湾内)
(状況)宮津湾内に沈められた原木魚礁の効果を調べるため、水中ドローンを用いた状況調査に学舎生も参加しました。当日は波があり、ドローンも潮に流される中での調査でしたが、無事すべての調査を完了することができました。
◎19日
・セリ等販売業務実習(京都府漁協 舞鶴市場)
(状況)府漁協舞鶴市場にて、3回目となる販売業務実習を実施しました。この日はマルゴが多く出荷され、選別作業や重量測定、パレットに並べるなど、セリ開始までの準備作業を実施しました。

▼その他

◎随時講義等を実施
主な実施項目は以下の通り(括弧内は講師)
ズワイガニ資源管理(海洋センター研究部)
府内水産ブランドについて(学舎事務局)
ロープワーク、操船、トリガイ養殖等の実習等

2021.11.24

10月の第7期「海の民学舎生」の主な研修状況

 ▼主な研修等実施状況

◎1日
 ・かまぼこ作り実習(舞鶴かまぼこ組合)
  (状況)舞鶴かまぼこ組合で実習を行いました。講師からかまぼこ等の原料である魚や、製造工程の講義を受けながら、すり身を成形していき、蒸す、焼くといった専用機器での工程を見学した後、実際にかまぼこ、てんぷら、ちくわを作りました。
◎7日
 ・水質調査実習(水産事務所 調査船「平安丸」乗船)
  (状況)水産事務所船舶課が実施している水質調査に同行させていただきました。採水、採泥のほか、機器を用いた調査を実施しました。調査船に乗る機会は少ないため、学舎生も関心をもって作業に取り組んでいました。
◎12日
 ・海藻養殖実習(宮津市養老地区)
  (状況)養老地区にて実施されている海藻養殖(アカモク)の沖出し作業に参加しました。地元漁業者に指導いただき、アカモクの種苗を一定間隔でロープに入れ込み、沖でロープを浮かべる作業を実施しました。当日は雨天でしたが、無事に目標数のロープを沖出しすることができました。
◎25日~26日
 ・府外研修「活〆・神経〆講習、明石浦漁業協同組合視察」(兵庫県明石市)
  (状況)兵庫県明石市にて府外研修を実施しました。活〆・神経〆講習では、水産庁任命の「お魚かたりべ」である山嵜清張 氏に指導いただきました。学舎生は悪戦苦闘しながらも、技術の習得に取り組んでいました。また、明石浦漁業協同組合では、施設とセリの見学をさせていただきました。京都府と他県の漁獲物の取扱いなどの違いが学習でき、学舎生にとって良い経験になりました。

▼その他

◎随時講義等を実施
主な実施項目は以下の通り(括弧内は講師)
  海藻養殖(海洋センター研究部)、改正漁業法・漁業権について(水産事務所漁政課)、船舶事故防止(運輸安全委員会神戸事務所)
  ロープワーク、船外機オイル交換・操船、トリガイ養殖等の実習、その他テキスト学習等

2021.11.24

9月の第7期「海の民学舎生」の主な研修状況

 ▼主な研修等実施状況

◎9日
・底曳網漁業実習(京丹後市間人地区)
 (状況)間人地区にて底曳網漁業実習として、地元漁船4隻に乗船させていただきました。深夜に出港し、操業を見学したほか、選別と荷下ろしの作業を実施しました。乗船時間10時間以上の研修でしたが、学舎生にとって、進路を決める上で貴重な体験でした。
◎13日
 ・タコかご漁業(宮津市栗田地区)
  (状況)栗田地区の漁業者にお世話になり、タコかご漁業の実習を実施しました。当日は、タコのほか、普段獲れないような魚も見られ、学舎生も珍しいものを見られたと喜んでいました。
◎13日
 ・京都府漁業士会との意見交換(水産事務所内)
  (状況)京都府から認定を受けた漁業士との意見交換を実施しました。府沿岸部の各地域から集まっていただき、漁業就業のきっかけや、技術習得の苦労など、様々な経験談をお話しいただきました。
◎27日
 ・ふくい水産カレッジとの交流会(水産事務所内、リモートで実施)
  (状況)福井県にある「ふくい水産カレッジ」の研修生との交流会をリモートで実施しました。同じ漁業研修生ということもあって、和やかな雰囲気の中、活発に意見交換ができました。学舎生も自分たちと同じように漁業を志す若い世代との交流は刺激になったようでした。

▼その他

◎随時講義等を実施
主な実施項目は以下の通り(括弧内は講師)
  京都府漁業士会について(学舎事務局)、漁民の森づくりについて、(学舎事務局)
  いけす用網作成、ロープワーク、トリガイ・イワガキ養殖等の実習、その他テキスト学習等

2021.09.16

8月の第7期「海の民学舎生」の主な研修状況

 ▼主な研修等実施状況

◎3日
・マダイ放流作業(京都府栽培漁業センター)
(状況)京都府栽培漁業センターで生産されたマダイ稚魚の放流に参加しました。当日は雨天でしたが、漁業者の協力のもと、放流区域(「マダイの里」宮津市黒崎沖)まで稚魚を輸送し、無事、放流を終えることが出来ました。
◎24日
・イカ釣り漁業(京丹後市間人地区)
 (状況)間人地区にてイカ釣り漁業実習(対象:ケンサキイカ)を実施しました。早朝から始まるこれまでの漁業実習とは異なり、夕方から深夜までの研修は貴重な体験となったほか、イカが釣れる瞬間を間近で見られたのは良い経験になったと思います。
◎4日~26日
・小型船舶操縦士免許講習会及び試験(宮津市内)
 (状況)小型船舶免許1級・2級取得に向けて、講習会を受講しました。各種講習では学科、実技の講習の他、それぞれの試験が行われ、連日の講習等で学舎生も疲れている様子でしたが、その後行われた試験では、出席者全員が合格となりました。
◎28日、29日
・無線講習会(京都府漁協本所)
 (状況)船舶免許に引き続き、第2級海上特殊無線技士の資格取得に向けて講習を受講しました。2日通しての講習でしたが、最後までしっかりと取り組み、出席者全員合格することができました。

▼その他

◎随時講義等を実施
主な実施項目は以下の通り(括弧内は講師)
  • 海洋環境・海の自然災害(海洋センター研究部)、水産加工品講習(府立海洋高校)
  • 元気の出る漁業・漁村づくり((株)R.P.I)、漁業カレンダー(学舎事務局)
  • ロープワーク、トリガイ養殖等の実習、船舶テキスト学習等

2021.08.20

7月の第7期「海の民学舎生」の主な研修状況

 ▼主な研修等実施状況

◎8日
・イワガキ出荷準備作業実習((株)鶴昇丸)
(状況)舞鶴市佐波賀にある(株)鶴昇丸で養殖イワガキの出荷準備を行いました。海面にある筏から、塊で引揚げられたイワガキを一つずつ取り外し、専用の機器で表面の付着物をきれいに取り除きました。
◎15日
・トリガイ出荷作業(学舎生育成)
(状況)昨年の夏から育てていた本学舎のトリガイを出荷しました。前期から引き継いだ形ではありますが、トリガイを育て、出荷する一連の流れを体験し、生産者の気分を少し味わった様子でした。なお、7月6日、20日に新たな種苗を仕入れ(計1100個)、翌年の出荷に向け、育成を開始しました。
◎20日
・トリガイ養殖種苗配布作業(府栽培漁業センター)
(状況)府水産事務所敷地内にある海面生け簀にて、トリガイの種苗配布が実施されました。この作業に学舎生も加わり、種苗の計数や、漁業者への配布作業を行いました。
◎27日
・定置網漁業実習((株)野原水産)
(状況)3回目の定置網漁業実習を舞鶴市野原にある(株)野原水産で実施しました。定置網の操業や出荷作業には多少慣れていましたが、この日は波が高く、操業中船酔いになってしまう学舎生もいました。

▼その他

◎随時講義等を実施
主な実施項目は以下の通り(括弧内は講師)
  • 二枚貝養殖「貝毒」(海洋センター研究部)、京都府の水産加工品(水産事務所)
  • 丹後の魚の多様性(京都大学 甲斐准教授)、京都府漁協の現状(京都府漁協指導課)
  • 交通安全講習(岩滝自動車学校)等の講義
  • ロープワーク、網修理、トリガイ養殖等の実習、船舶テキスト学習等

2021.07.19

6月の第7期「海の民学舎生」の主な研修状況

 

▼主な研修等実施状況

◎1日、2日

・定置網漁業実習(伊根浦漁業(株))

(状況)2回目の定置網漁業実習を、伊根町にある伊根浦漁業(株)で行いました。2回目ということもあり、学舎生も定置網漁業の操業や出荷作業が少し分かってきたようで、前回よりは慣れた様子でした。

◎7日

・水視漁業実習(養老地区)

(状況)宮津市養老地先で、水視漁業の研修を実施しました。学舎生も箱めがねで、漁場内のサザエやアワビを探していましたが、なかなか見つけられず、漁業の大変さを痛感したようでした。

◎9日

・漁協販売業務実習(漁協舞鶴市場)

(状況)府漁協販売課の協力指導を得て、荷受けや選別、重量測定などを行いました。どのように漁獲物が届き、売られるのか、間近で見ることができました。

◎15日

・延縄漁具作成講習(養老地区)

(状況)養老地区の漁業者を講師として、延縄漁業の基本となる釣り針の結び方や、沈子の作り方を指導いただきました。かなり時間はかかりましたが、これらの漁具を全員完成させることができました。

◎22日

・延縄漁業実習(養老地区)

(状況)漁業者の漁船に同乗し、仕事ぶりを間近で見て、漁具の設置方法、手順を学ぶことができました。学舎生も将来の参考になったようでした。

▼その他

◎随時講義等を実施

主な実施項目は以下の通り(括弧内は講師)

延縄漁業について(海洋センター研究部)、漁業のICT(学舎事務局)

海難事故防止(宮津海上保安署)、水産技術研究所について(水産技術研究所)

ロープワーク実習、ハンモック・タモ網作成など