【7期生】最近の研修風景

2023.04.13

第7期生の最近の様子(修了式)

 7期生7名は、令和4年4月から、2年目研修として現地の皆様にさまざまな御指導をいただきながら、希望漁業の技術習得に取り組んできましたが、この度、2年間の海の民学舎での研修を終了しました。令和5年3月13日に開催された修了式では、多数のご来賓の方々に御出席を賜り、7期生の新たな門出を祝うことが出来ました。
彼ら7名は、この4月から名実ともに一人の漁業者として歩んでいきます。
地元漁業者等、関係者におかれましては、引き続き、本学舎の修了生及び研修生に対し、御指導、御支援をよろしくお願いいたします。

2023.04.13

第7期生の最近の様子(第3回)

  令和5年2月17日(金)午後に、第7期生を対象とした第3回2年目集合研修を開催し、舞鶴地区漁業者 髙田亮 氏から、「Iターンから漁業経営確立への取り組み」をテーマに講義をお世話になりました。講義の中では、「先輩方にアドバイスをいただける人間関係を築くこと」、「積極的に漁具などの施設を整備していく必要性」など、経験をもとにしたアドバイスをいただきました。

 講義後、令和4年4月から1年間の現地研修のふり返りを行いました。

2023.04.13

第7期生の最近の様子(第2回)

  令和4年10月28日(金)午後に、第7期生を対象とした第2回2年目集合研修を開催し、水産事務所職員から「新たな水産基本計画・水産流通適正化法」、「漁業権制度」に関する講義を受講しました。

 講義後、事務局から現在の状況について聞き取りを実施し、前回の集合研修(令和4年7月)時点と比べ、「現場での作業効率が上がってきた」、「従業員同士の交流が増えた」等の意見があり、着々と成長している様子がうかがえました。

2023.04.13

第7期生の最近の様子(第1回)

 令和4年7月14日(木)午後に、第7期生を対象として2年目の第1回集合研修を開催しました。船舶課職員から、「漁業用ソナーの使用方法に関する研修」の講義を受けました。当日は、天候が悪かったため、室内にてデモンストレーションを受けました。

 講義の後、事務局から現在の状況について聞き取りを行いました。今年4月からの現地研修をふり返り、「早起きに慣れるのに苦労した」、「作業の手順が分からず見るだけになる時がある」等、学舎生それぞれ苦労があるようでした。一方で、「少しずつできる作業が増えてきた」、「地域に馴染んできたような気がする」等、心強い言葉も聞くことができました。

2022.03.30

3月の第7期「海の民学舎生」の主な研修状況

 ▼主な研修等実施状況

◎1~3日
・短期受入研修(各研修生受入先)
(状況)学舎生それぞれの2年目研修先が確定したことを受け、各人の研修先への短期受入研修を実施しました。短期間ではありましたが、一日の仕事の流れを学び、4月からの希望地での研修を意識し、自身の課題を見つける良い機会となりました。
◎9~16日
・PC技能研修
(状況)6日間の日程で、表計算や、発表資料の取りまとめ方法などのPC技能研修を実施しました。今回の研修を通じて、「自分たちの取組等を積極的に発信していく」ことの重要性を少しでも感じて、次代を担う漁師としての自覚を持ってくれればと思います。
◎17日
・講義:漁業とSDGsについて(※オンラインで実施)
(状況)京都府漁業士会の研修に参加しました。講師(全国漁業協同組合連合会)の方から「漁業とSDGsについて」をテーマに、資源管理などのSDGsに関連する事例紹介を含めてお話しいただき、学舎生も関心をもって聴講している様子でした。
◎22~23日
・京都市中央卸売市場視察(京都市)
(状況)22日は市場職員から中央卸売市場の概要と新設された水産棟について説明を受け、23日は早朝からのセリを見学させていただきました。セリでは、府内だけでなく、全国から集められた魚介類がずらりと並ぶ様子に学舎生も驚いていました。

▼その他

◎下記研修を随時実施
主な実施項目は以下のとおり(括弧内は講師)
気象情報と海上気象(大阪管区気象台)、潜水技術講習(舞鶴潜水(株)大西代表)
ロープワーク、ワカメ養殖等の実習、漁業テキスト学習等

2022.03.30

2月の第7期「海の民学舎生」の主な研修状況

▼主な研修等実施状況

◎10日
・ナマコ桁曳き網漁業実習(栗田地区)
(状況)宮津市栗田地区にてナマコの桁曳き漁業実習を実施しました。この日が漁の解禁日ということも有り、朝9時になると、地区の漁業者が一斉に出港し、操業を開始しました。学舎生も漁解禁の高揚した雰囲気を間近で感じられ、大変良い経験になりました。
◎24日
・6期生2年目研修
(状況)学舎6期生の2年目研修として、日本伝統食品研究会 鷲尾圭司会長をお招
きし、ご講演いただきました。講演は7期生も一緒に聴講させていただき、『これまでの漁業とこれからの漁師』をテーマに、「水揚げするだけでなく、付加価値を付ける」、「獲るだけの漁師ではなく、その地域の海、魚、文化を知り、発信することが必要」など、今後の漁業就業に向け有意義なお話しをいただきました。
◎25日
・採介藻漁業(ワカメ)意見交換(栗田地区)
(状況)採介藻漁業者との意見交換を実施しました。当日は実際に刈り取りに使う鎌
などの道具を見せていただいたほか、素干し加工の現場を見学させていただきまし
た。学舎生も今後の漁業就業の参考になったようでした。

▼その他

◎下記研修を随時実施
主な実施項目は以下のとおり(括弧内は講師)
漁業経営(谷口税理士事務所)、水中から見た京都の海(京都大学 益田教授)、
ロープワーク、トリガイ・ワカメ養殖等の実習、漁業テキスト学習等

2022.02.24

1月の第7期「海の民学舎生」の主な研修状況

 ▼主な研修等実施状況

◎5日
・初セリ視察(府漁協舞鶴市場)
(状況)京都府漁協舞鶴市場で今年の初セリを見学しました。
市場では、府沿岸各地から届けられた漁獲物が並べられ、仲買人の威勢のいい掛け声が響き渡っていました。学舎生は活気ある初セリの状況が見学でき、気持ちを新たにしていました。
◎6日(以降毎週実施)
・海藻養殖(ワカメ)
(状況)先月から始めたワカメ養殖実習ですが、1週間、2週間と時間が経つにつれて、葉体が大きくなり、1月下旬で60~70センチほどの大きさに生長しました。今後も生長状況を観察し、刈り取りや素干しなどの加工実習も視野に入れて取り組んでいきます。
◎25日
・サワラ曳き縄釣り意見交換・見学(宮津市栗田地区)
(状況)サワラ曳き縄釣り漁の漁業者との意見交換を実施しました。当日は実際に使用している疑似餌や釣り糸を見ながら、使い方等の説明をいただき、後日実際の漁労作業を見学させていただきました。現場で釣り上げる瞬間が見られたのは学舎生にとって良い経験になったと思います。
◎31日
・普通救命講習(宮津与謝消防署)
(状況)宮津与謝消防署から講師をお招きし、心臓マッサージ、人工呼吸、AEDの使用方法等を指導いただきました。学舎生もこれまで経験したことがあるようでしたが、その頃とは変わっている部分もあり、改めて勉強し直すことが出来たようでした。

▼その他

◎下記研修を随時実施
主な実施項目は以下のとおり(括弧内は講師)
製網会社の取り組みについて(ホクモウ(株))
ロープワーク、イワガキ・ワカメ・コンブ養殖等の実習、漁業テキスト学習等

2022.01.24

12月の第7期「海の民学舎生」の主な研修状況

 ▼主な研修等実施状況

◎6日、15日
・海藻養殖(ワカメ・コンブ)実習
(状況)今期から新たな取り組みとして、海藻養殖(ワカメ・コンブ)を実施していくこととなりました。まずはロープに重りなどを取り付け、海中に吊るしておけるように加工し、種苗を取り付け、海中に設置しました。まだ3センチ程度ですが、今後の成長を学舎生も楽しみにしているようでした。
◎10日、13日
・活〆研修
(状況)10月下旬に実施した兵庫県での研修で学習した、活〆・神経〆の習得に向けて、一本釣りで活魚を確保し、活〆・血抜き・神経〆を復習しました。おぼつかない部分もありましたが、なんとか全員が作業を終えることができました。漁業者として必要な技術ですので、しっかりと身に付けて欲しいと思います。
◎17日
・漁獲物脂肪分測定(府漁協宮津市場)
(状況)府漁協宮津市場にて、漁獲物の脂肪分測定を実施しました。当日はサワラやスズキなど旬の魚が水揚げされており、市場も賑わっていました。特にサワラは以前から測定してきましたが、旬を迎え、脂肪分が増加していることを確認し、学舎生も関心を持って取り組んでいるようでした。
◎24日
・ミーティング、年末大掃除
(状況)この日は年内最後となり冬期休暇に入ることから、ミーティングと日頃研修で使用している部屋や、資材の整理を実施しました。1月5日まで海の民学舎は冬期休暇となります。1年目研修修了まで残り3ヶ月となりましたが、しっかりと研修に臨んで欲しいと思います。

▼その他

◎下記研修を随時実施
ロープワーク、操船、トリガイ・イワガキ養殖等の実習等

2022.01.24

11月の第7期「海の民学舎生」の主な研修状況

 ▼主な研修等実施状況

◎2日
・刺網漁業実習(宮津市栗田地区)
(状況)栗田地区の漁業者の指導の下、刺網漁業実習を実施しました。仕掛けの引揚げと漁獲物の取り外しを行いました。学舎生は複雑に絡み合った網に苦戦しながらも、どうにか魚を取り外していました。
◎6日
・ズワイガニ初セリ視察(京都府漁協 舞鶴市場)
(状況)11月6日は底曳網漁業のズワイガニ漁の解禁初日に合わせて、セリを視察したほか、府海洋センターの資源調査のために、カニに取り付けられたタグを回収しました。いつもと違う物々しい雰囲気の中、何十万もの値段が付くこともあり、学舎生も驚いていました。
◎11日
・原木魚礁状況調査(宮津市宮津湾内)
(状況)宮津湾内に沈められた原木魚礁の効果を調べるため、水中ドローンを用いた状況調査に学舎生も参加しました。当日は波があり、ドローンも潮に流される中での調査でしたが、無事すべての調査を完了することができました。
◎19日
・セリ等販売業務実習(京都府漁協 舞鶴市場)
(状況)府漁協舞鶴市場にて、3回目となる販売業務実習を実施しました。この日はマルゴが多く出荷され、選別作業や重量測定、パレットに並べるなど、セリ開始までの準備作業を実施しました。

▼その他

◎随時講義等を実施
主な実施項目は以下の通り(括弧内は講師)
ズワイガニ資源管理(海洋センター研究部)
府内水産ブランドについて(学舎事務局)
ロープワーク、操船、トリガイ養殖等の実習等

2021.11.24

10月の第7期「海の民学舎生」の主な研修状況

 ▼主な研修等実施状況

◎1日
 ・かまぼこ作り実習(舞鶴かまぼこ組合)
  (状況)舞鶴かまぼこ組合で実習を行いました。講師からかまぼこ等の原料である魚や、製造工程の講義を受けながら、すり身を成形していき、蒸す、焼くといった専用機器での工程を見学した後、実際にかまぼこ、てんぷら、ちくわを作りました。
◎7日
 ・水質調査実習(水産事務所 調査船「平安丸」乗船)
  (状況)水産事務所船舶課が実施している水質調査に同行させていただきました。採水、採泥のほか、機器を用いた調査を実施しました。調査船に乗る機会は少ないため、学舎生も関心をもって作業に取り組んでいました。
◎12日
 ・海藻養殖実習(宮津市養老地区)
  (状況)養老地区にて実施されている海藻養殖(アカモク)の沖出し作業に参加しました。地元漁業者に指導いただき、アカモクの種苗を一定間隔でロープに入れ込み、沖でロープを浮かべる作業を実施しました。当日は雨天でしたが、無事に目標数のロープを沖出しすることができました。
◎25日~26日
 ・府外研修「活〆・神経〆講習、明石浦漁業協同組合視察」(兵庫県明石市)
  (状況)兵庫県明石市にて府外研修を実施しました。活〆・神経〆講習では、水産庁任命の「お魚かたりべ」である山嵜清張 氏に指導いただきました。学舎生は悪戦苦闘しながらも、技術の習得に取り組んでいました。また、明石浦漁業協同組合では、施設とセリの見学をさせていただきました。京都府と他県の漁獲物の取扱いなどの違いが学習でき、学舎生にとって良い経験になりました。

▼その他

◎随時講義等を実施
主な実施項目は以下の通り(括弧内は講師)
  海藻養殖(海洋センター研究部)、改正漁業法・漁業権について(水産事務所漁政課)、船舶事故防止(運輸安全委員会神戸事務所)
  ロープワーク、船外機オイル交換・操船、トリガイ養殖等の実習、その他テキスト学習等