【6期生】最近の研修風景

2022.03.30

第6期生の最近の様子(修了式)

 6期生5名は、令和3年4月から、2年目研修として現地の皆様にさまざまな御指導をいただきながら、希望漁業の技術習得に取り組んできましたが、この度、3月4日をもって2年間の海の民学舎での研修を終了しました。同日開催された修了式は、新型コロナウイルス感染防止のため、規模縮小での開催となりましたが、府内漁業関係者に御出席を賜り、6期生の新たな門出を祝うことが出来ました。修了証書授与の後、各自が今後の決意を述べ、関係機関を代表して京都府漁業協同組合 西川組合長から、激励の言葉をいただきました。

彼ら5名は、この4月から名実ともに一人の漁業者として歩んでいきます。
地元漁業者等、関係者におかれましては、引き続き、本学舎の修了生及び研修生に対し、御指導、御支援をよろしくお願いいたします。

2022.03.30

第6期生の最近の様子

  令和3年2月24日(木)午後に、第6期生を対象とした第3回2年目集合研修を開催しました。講師には、日本伝統食品研究会 鷲尾圭司会長をお招きし、「これまでの漁業とこれからの漁師」をテーマに講義をお世話になりました。講義の中では、「水揚げすれば終わりの漁業では儲からない」、「付加価値を付けることが大切」など、漁業の将来を見据えた貴重なお話しをいただきました。また「獲るだけの漁師から海の案内人になる」、「地域文化や海・魚の生態系を知ることが必要」など、これからの漁師に求められる知識や心構えをあわせて教えていただきました。

 講義後、令和3年4月から1年間の現地研修のふり返りを行いました。4月以降、「仕事に慣れて効率が上がった」、「指導を受けることが減った」など、成長を感じられる声がありましたが、日本海特有の冬の荒波や大雪など、自然の厳しさを痛感したとの声も聞かれ、漁村に定住するという覚悟、漁業への熱意が試される一年となったようです。

2022.02.24

第6期生の最近の様子

  令和3年12月3日(金)午後に、第6期生を対象とした第2回2年目集合研修を開催し、栗田地区漁業者 小倉千明 氏から、「個人漁業の留意点と地元への定着」をテーマに講義をお世話になりました。講義の中では、「気軽に質問できる関係を作ること」、「対抗心を持つことが、技術の向上に繋がる」などの経験をもとにしたアドバイスをいただきました。

 講義後、事務局から現在の状況について聞き取りをしました。前回の集合研修(令和3年6月)時点と比べ、「現場での作業効率が上がってきた」、「従業員同士の交流が増えた」等の意見があり、着々と成長している様子がうかがえました。一方で、「親方や先輩従業員との付き合い方が難しい」等、まだまだ課題も多いようです。残り少ない2年目研修の間にしっかりと課題を克服できるよう、頑張ってほしいと思います。

2021.07.19

第6期生の最近の様子 6月

 

 令和3年6月28日(月)午後に、第6期生を対象として2年目の第1回集合研修を開催しました。

最初に、伊根浦漁業(株)代表取締役 倉 幹夫 氏から、「新規従業員に必要な心構えについて」の講義を受けました。講義の中では、「ルールを守ることが大切」、「自分本位にならず、相手の立場を考えて接する」等のアドバイスをいただきました。

 その後、栗田地区漁業者で、学舎1期修了生の改發 匡恒 氏からも「地域に溶け込むには」をテーマに講義を受けました。「地域行事などには積極的に参加する」、「地域の人に、仲間に入れてもらって居るという気持ちを忘れない」等、経験に沿ったお話しをいただき、学舎生も勉強になったようでした。

 講義の後、事務局から現在の状況について聞き取りを行いました。今年4月からの現地研修をふり返り、「魚の特徴や種類など覚えるのが大変」、「作業の手順が分からず見るだけになる時がある」等、学舎生それぞれ苦労があるようでした。一方で、「補助ではなく、仕事を任せてもらえるようになった」、「地域に馴染んできたような気がする」等、心強い言葉も聞くことができました。

2021.03.25

第6期生の最近の様子 3月8日(月)~3月19日(金)

 
3月8日(月)~9日(火)に栗田地区(宮津市)の漁業者に御協力いただき、学舎生が作った刺網で漁業実習を行いました。コノシロやコウイカを水揚げし、自分たちが作った漁網で魚が獲れたことに学舎生も嬉しそうにしていました。その他、操船実習、イワガキ種付け作業(栗田地区)を実施しました。
 3月10日(水)は、海の民学舎5期生の修了式が執り行われました。式には6期生も参列し、花束の贈呈を行い、修了生の門出を祝福しました。
 3月19日(金)で1年目研修は修了となりました。4月からは漁村に定住しながら漁業の実地研修が始まり、生活そのものが漁業中心に動いていくことになります。
 最終日の締めくくりに、1年間の研修を振り返るミーティングを行いました。この1年間で学んだ事、身に付けた技術を活かし、一人前の漁師を目指してほしいと思います。

 

2021.03.25

第6期生の最近の様子 3月1日(月)~3月5日(金)

  今週は、今年度最後となる5回目の短期受入研修を実施しました。(雇用型:栗田漁業生産組合・蒲入水産(株)・湊漁業(株)(2名)、独立型:伊根地区・湊地区)5回目ともなると、研修先の1日の動きも分かるようになって、研修生も「何をすれば良いか分からない」といった様子は少なくなり、スムーズに作業をこなす様子が見られました。
 今月で1年目研修も終わりますが、来月からの2年目研修で、より一層技術や経験を積み、受入れ先や地域の期待に応えられるよう、精進してほしいと思います。

2021.03.25

第6期生の最近の様子 2月22日(月)~2月26日(金)


今週は大阪管区気象台の御協力を得て、「気象情報と海洋気象」をテーマに講義をいただきました。漁業における気象情報の有用性と活用方法をお話しいただき、学舎生も大変参考になったようでした。
 また、(公財)海と渚環境美化・油濁対策機構が主催するオンライン講習会に参加し、油濁汚染の危険性と、対策について、講師の実体験等をもとにした講義に学舎生も関心を持っている様子でした。
その他、水産事務所で、「京都府の個人漁業」の講義を受講したほか、操船実習、イワガキ養殖(カゴ交換)を実施しました。 

2021.03.25

第6期生の最近の様子 2月15日(月)~2月19日(金)

 今週は、2年目研修受入れ先にて、短期受入研修を実施し、技術習得に取り組みました。(雇用型:栗田漁業生産組合、蒲入水産(株)、湊漁業(株)(2名)、独立型:伊根地区、湊地区)4回目となる今回は、漁網作りや修繕など、操業以外の仕事をする機会もあったようです。来月に最後の短期受入研修が控えていますが、4月からの2年目研修に向けて、一つでも多くのことを学んでほしいと思います。

2021.02.24

第6期生の最近の様子 2月8日(月)~2月12日(金)

 今週は、栗田地区(宮津市)の漁業者に協力いただき、ナマコの桁曳網漁業実習を実施しました。ナマコは、海底の岩場に多く生息するため、岩に引っかけずに、適度な水深を保って網を曳かなければなりません。漁業者の巧みな操縦技術を間近で見ることができ、学舎生も大いに勉強になりました。
 また、水産事務所にて、「第6期生自主研究報告会」を実施し、「水中ドローンの活用法」、「トリガイ筏の改良と作業からの学び」の二課題を発表しました。報告会には水産事務所や海洋センターの職員の他、沿海市町や府漁協など、関係機関からもご出席いただき、発表する学舎生はかなり緊張した様子でした。
 その他、国立水産研究・教育機構についての講義受講ほか、ロープワークを実施しました。

 

2021.02.24

第6期生の最近の様子 2月1日(月)~2月5日(金)

 今週は、海洋センター調査船、平安丸での、海洋調査に係る乗船実習を実施しました。船内では、設置されている各種設備や機材について、船員の方々にご指導いただき、機材投入や採泥作業を行いましたが、この日は海面のうねりが大きく、船が上下左右に大きく揺れたことで、学舎生は船酔いに倒れてしまいました。
 また、水産事務所では、京都大学 舞鶴水産実験所の益田教授から「水中から見た京都の海」をテーマに講義をいただきました。新型コロナウイルス感染防止のため、リモートでの講義となりましたが、生物としての水産物について講演いただき、海中の食物連鎖や共生関係などの内容に学舎生も非常に興味を持ったようでした。
 その他、刺網作成実習や自主研究を実施しました。