経営力向上講座

若手・中堅漁業者を対象

漁業・海業の経営についての研修

経営力向上講座カリキュラム

学舎修了生に加え、既存の若手漁業者を対象に、漁業経営力を高めるための講座を開設する。

先進地事例研修

府や漁協の職員とともに、数名のグループで他府県の現場に赴き優良事例を学ぶ。

学んだ結果は、それぞれで取りまとめ、他のグループ等に報告、説明し、研修生全員で共有する。

令和2年度経営力向上講座(フォローアップ講座)を開催しました

海の民学舎運営協議会では、若手漁業者等の経営力の向上を図るため、平成29年度から経営力向上講座を開催しています。
今回、令和元年度及び令和2年度に帳簿付けに係る経営力向上講座を受講した3名が、1月27日(水)午後2時から、府漁協舞鶴支所で青色申告に向けたフォローアップ講座を受講しました。
講師は、これまでの講座と同様谷口税理士事務所の谷口税理士を迎え、青色申告に向けての疑問点等について、全体質問と個別指導の時間を設けて、取引の記帳方法や会計ソフトの操作方法に係る指導を受けました。
昨年から会計ソフトを使用して取引を記帳している令和元年度の受講者からは、「疑問点が解消した」との感想があったことから、令和2年分から青色申告が実施されるものと思われました。また、令和2年度の受講生からは、「受講して良かった」「青色申告をしたい」との感想があったことから、今後の青色申告の確実な実施に向けて、会計ソフト導入に対する支援を検討するとともに、適宜フォローアップ講座を開催していく予定です。

経営力向上講座~今後の漁業経営を考える~を開催しました

令和2年12月18日(金)午後2時から、みやづ歴史の館で府内の漁業者および漁業団体等を対象として、「今後の漁業経営を考える」をテーマに経営力向上講座を開催しました。
本講座は、専門家や定置網等先進経営体を招いて、国の水産政策改革の動きを踏まえ、漁業者の漁業経営力の向上を図るとともに、水産業の振興等に役立ててもらうことを目的としています。
当日は、漁業者等42名が出席し、専門家から基調講演として今後を見据えた地域漁業の真のブランディングに係る講演、水産業に革新を起こすべく魚価向上に向けて流通改革に取り組む事例報告、また、定置網漁業の先進事例として、魚価向上や効率的な操業、持続的な漁業づくりに積極的に取り組む若き漁労長による講演が行われました。
出席者からは、各講演、報告とも非常にわかりやすかった、今後の役に立つとの意見が多数ありました。
なお、当日は、会場における新型コロナウイルス感染予防対策に十分配慮するとともに、基調講演以外はオンラインで報告、講演を実施しました。また、本講座については、ビデオ等を活用して府内漁業者に情報を提供する予定です。

講座の内容

第1講座(基調講演)
「地域漁業のブランディング」
東京洋大学 海洋生命科学部 准教授 松井 隆宏

第2講座(先進事例報告)
「水産イノベーションの事例紹介」
(株)フィッシャーマン・ジャパン・マーケティング    COO 津田 祐樹

第3講座(先進経営体講演)
「三重県尾鷲市早田町の定置網の事例」
(株)早田大敷 漁労長 中井 恭佑

令和2年度経営力向上講座(応用講座)を開催しました

海の民学舎運営協議会では、若手漁業者等の経営力の向上を図るため、平成29年度から経営力向上講座を開催しています。
今回、続基礎講座を受講した2名が、11月26日(木)午後2時から、府漁協舞鶴支所で応用講座を受講しました。
講師は、続基礎講座と同様谷口税理士事務所の谷口税理士を迎え、青色申告書の作成技術の習得に向けて、会計ソフトを用いた青色申告決算書の作成技術と国税庁のHPの
フォームを使用した確定申告書の作成技術を学習しました。
今年度の帳簿付けに係る基本的な講座は今回の応用講座をもって最終回となりますが、受講者からは、「ためになった」との意見とともに、「青色申告に興味を持った」「青色申告をしようと思った」との感想がよせられことから、一定の成果が得られたと思われました。今後は受講生の青色申告の確実な実践に向けて、会計ソフト導入に対する支援を検討するとともに、適宜フォローアップ講座を開催していく予定です。

令和2年度経営力向上講座(続基礎講座)を開催しました

海の民学舎運営協議会では、若手漁業者等の経営力の向上を図るため、平成29年度から経営力向上講座を開催しています。
今回、基礎講座を受講した4名が、10月23日(金)午後2時から、府漁協舞鶴支所で続基礎講座を受講しました。
講師は、基礎講座と同様谷口税理士事務所の谷口税理士を迎え、青色申告に必要な複式簿記の基本となる用語やルールを講義いただいた後、複式簿記による手書き帳簿付けの演習を実施しました。その後、市販の会計ソフトを用いたパソコンでの入力操作についての実習を行いました。
受講者からは、複式簿記の講義と帳簿付けの演習、パソコンでの実習についてそれぞれ「難しかった」との意見も聞かれたことから、11月に開催予定の応用講座では、今回の復習を重点的に実施した上で、会計ソフトを使用した青色申告書の作成技術の習得まで学習したいと思います。

講義に集中する受講生

令和2年度経営力向上講座(基礎講座)の補講を開催しました

海の民学舎運営協議会では、若手漁業者等の経営力の向上を図るため、平成29年度から経営力向上講座を開催しています。
今年度も9月17日(木)に、今後の経営力向上講座のベースとなる基礎講座を開催しましたが、今年度の受講予定者5名のうち3名が仕事の都合等で欠席しました。そこで、あらためて10月9日(金)午後2時から、府漁協舞鶴支所で基礎講座を開催したところ、前回の欠席者のうち2名が受講しました。また、青色申告に興味のある海の民学舎6期生3名も受講しました。
講師は、前回と同様谷口税理士事務所の谷口税理士にお世話になり、適正な申告に向けた帳簿付けの基本や青色申告の手続き等について、講義、指導をいただきました。
海の民学舎生を含めた受講者からは、講義の内容について「ちょうど良かった」との感想が多数を占めたことから、今後の講義に向けて、記帳の重要性については十分に理解していただけたと思われました。
今回の補講で、前回受講された2名を加えた計4名が基礎講座を修了されたことから、この4名を対象としてパソコンを利用した青色申告書の作成等実践的な講座へとつなげていきます。

講義に集中する受講生

令和2年度経営力向上講座(基礎講座)を開催しました

海の民学舎運営協議会では、若手漁業者等の経営力の向上を図るため、平成29年度から経営力向上講座を開催しています。
本講座では、昨年度は5回の講義で、経営計画づくりや帳簿付けのノウハウを習得してもらうこととしていましたが、短期間で目標とするレベルに至る受講生が少なかったことを反省し、今年度からは期間を2年間とするとともに、確実に技術を身につけていただけるように講義内容等を検討し改善を図りました。
今回、経営力向上講座(基礎講座)を、9月17日(木)午後2時から、府漁協舞鶴支所で開催し、府漁協職員1名を含む計3名が受講しました。
講師は、谷口税理士事務所の谷口税理士にお世話になり、適正な申告に向けた帳簿付けの基本や青色申告の手続き等について、講義、指導をいただきました。
受講者からは、講義の内容について「ちょうど良かった」との意見があり、今後の講義に向けて、記帳の重要性を十分理解していただけたと思われました。
今後は、今回欠席された受講生3名について補講を実施するとともに、パソコンを利用した青色申告書の作成等実践的な講座につなげる予定です。

講義に集中する受講生

経営力向上講座のうち法人化セミナーを開催しました

海の民学舎運営協議会では、今年度より、経営の合理化や多角経営化を目指す個人漁業者を対象として、水産分野では初めてとなる法人化セミナーを開催することとしていま
す。
このセミナーでは、法人化への手続きやそのメリットやデメリットを含めて講師の方に講義いただき、法人化するということはどのようなことなのかを受講者に理解していただくことを目的としております。
今回は、主に底びき網漁業者を対象として、1回目を8月26日(水)の13時から京都府漁協丹後支所(丹後会場)で、また、2回目を8月28日(金)の13時から京都府漁協舞鶴支所(舞鶴会場)で開催し、計10名が受講しました。
講師には、丹後会場は髙岡税理士と稲岡司法書士、舞鶴会場は竹田税理士と森野司法書士を迎え、税理士の先生方には法人への移行時の課題への対応と法人の税務と会計について、司法書士の先生方には法人の形態とその選択と法人の設立手続きについて講義いただきました。
受講者からは、講義の途中でも盛んに質問が寄せられましたが、講師の先生方に分かりやすく対応いただきました。セミナー後のアンケートでは、「ためになった」、「講義内容も分かりやすかった」、「今後も開催して欲しい」等の意見が寄せられましたが、一方で、法人化が難しい漁業を主に営んでいる個人漁業者からは「法人化のハードルが高い」との意見もあり、受講生の選定を含めて次年度以降の課題と思われました。