経営力向上講座

若手・中堅漁業者を対象

漁業・海業の経営についての研修

経営力向上講座カリキュラム

学舎修了生に加え、既存の若手漁業者を対象に、漁業経営力を高めるための講座を開設する。

先進地事例研修

府や漁協の職員とともに、数名のグループで他府県の現場に赴き優良事例を学ぶ。

学んだ結果は、それぞれで取りまとめ、他のグループ等に報告、説明し、研修生全員で共有する。

平成30年度経営力向上講座先進地視察研修を実施しました

海の民学舎では、学舎修了生などの新規就業者や若手漁業者等を対象として府外の先進的な取組みについて知見や見聞を深めることで、今後の経営の参考とするため、
8月30日(木)と9月27日(木)に先進地視察研修を実施しました。
8月の研修では、本府の底曳き網漁業関係者計7名を対象として、兵庫県但馬漁協柴山支所におけるずわいがにブランド「柴山ゴールド」の取組みについて、柴山漁協、漁業者及び観光協会職員らと意見交換を行いました。
9月の研修では、本府の釣・延縄及び養殖漁業者計2名を対象として、福井県敦賀市漁協における小型定置網及び釣・延縄漁業等の取組みについて、敦賀市漁協、漁業者及び県職員らと意見交換を行いました。
これらの研修を通して、本府での若手漁業者等が本研修で得られた両県の交流を通じた取組み状況に関する知見や見聞を参考に今後の漁業活動に活かしてもらえるよう期待しています。



経営研修

税理士や経営指導員を講師に迎え、1年目は帳簿の付け方や経営計画の作成方法などを学ぶ。

2年目は、受講生の理解度や習得度を考慮しつつ、より専門的な研修を予定。

「平成30年度経営力向上講座」を開催しました

平成31年3月22日(金)午後2時から、みやづ歴史の館で府内の漁業者および漁業団体等を対象として経営力向上講座を開催しました。

本講座は、外部から専門家や定置網先進経営体を招いて、国の水産政策改革の動きも踏まえ、漁業者の漁業経営力の向上を図るとともに、水産業の振興等に役立ててもらうことを目的としています。

当日は、漁業者等計110名が出席され、専門家からの時代に即した漁業・漁村づくりに係る講演、先進経営体の魚価向上や6次産業化の取り組み、先進県の漁業の担い手確保対策の成功例の報告が行われました。

府漁業者は、今後の取り組みを進めていく上での多数のアドバイスを聞くことができ、大変充実した講座であったとの感想でした。

今回の成果を踏まえ、府漁協等とも連携し、次年度も漁業者の経営力アップにつなげていくための講座を開催していく予定です。

講座内容

第1講座(基調講演)
「水産政策改革と時代に即した漁業・漁村づくり」
東京海洋大学(海洋政策文化部門) 教授 馬場 治

第2講座(先進経営体講演)
「定置網漁業を元気にさせるあの手この手」
(株)鹿渡島定置 代表取締役 酒井 秀信

第3講座(先進事例報告)
「漁業の担い手確保対策の取り組み(山口県の例)」
(株)水土舎 代表取締役 上田 昌行

平成30年度 第3回経営力向上講座(応用講座1回目)を開催しました

2回の基礎講座を終えて、平成30年12月18日に1回目の応用講座を開催しました。農林中金総合研究所から小掠理事研究員を講師に迎え、今回は漁業の現場に即した経営例を参考にしながら経営計画の作成、経営状況の把握方法や計画と現状が異なった場合の対処方法について学びました。

受講者は4名でしたが、「講義内容が分かり易かった」「ためになった」との声があったとともに、本講義で学んだ経営状況の把握や改善方法等の取り組みについて「実際に取り組んでみます」とのコメントもありました。今後もより分かりやすく、受講者に経営向上の取り組みを各種実行してもらえるよう、いろいろと工夫して行きたいと思います。

経営力向上講座(第3回)の講義

平成30年度 経営力向上講座(第2回)を開催しました

経営力向上講座は、海の民学舎修了生に加え、その他の新規就業者や若手漁業者の経営力向上を図るために平成29年度から開催しているもので、帳簿付けや経営計画づくり等についての研修は、全4回(基礎2回、応用2回)を予定しています。

今回、平成30年8月28日に第2回基礎講座を開催しました。仕事の都合などで受講者は7名となりましたが、第1回でもお世話になった谷口税理士を講師に迎え、帳簿付けの基本を復習した後、複式簿記の記載方法、貸借対照表や損益計算書とは何か等を学びました。また、帳簿付け事務を効率的に行えるよう、市販の帳簿付けソフトを用いたパソコンでの処理方法についても学んでいただきました。

受講者は、熱心に受講されていましたが、「難しかった」「説明が速すぎる」との声が多く聞かれ、「漁協や信漁連など具体的な名称を例に説明して欲しい」との要望もありました。帳簿付けの習慣を身に付けていただくのが目的の研修ですので、より分りやすく、丁寧にお伝えできるよう、工夫して行きたいと思います。

パソコンソフトを使った講義

平成30年度の経営力向上講座を開催しました

海の民学舎では、修了生などの新規就業者や若手漁業者の経営力の向上を図るため、平成29年度から経営力向上講座を開催しています。

この講座では、受講者に2年間の研修(基礎2回、応用2回、先進事例調査)を通じ、帳簿付けや経営計画づくりのノウハウを習得してもらうこととしています。

今回、底びき漁業者等を対象とした基礎講座(1回目)を、6月20日(水)午後2時から、府漁協宮津支所で開催し、計4名が受講しました。

講師は、前年度(基礎講座1回目)と同じ、(株)農林中金総合研究所 田口主任研究員、谷口税理士事務所 谷口税理士にお世話になり、帳簿付けの基本等について、丁寧に講義、指導をいただきました。

受講者は、熱心に受講され、「今後の漁業経営に向けて参考になった」、「内容が難しい」などの感想がありました。

今後、前年度の参加者を含めて、基礎(2回目)及び応用講座等を開催し、パソコンを利用した青色申告書の作成、経営計画づくり等につなげる予定です。

経営力向上講座に集中する受講生

平成29年度の経営力向上講座を開催しました

平成30年3月30日(金)午後2時から、水産事務所研修室において、平成29年度経営力向上講座(第1回)を開催しました。

当日は、(株)農林中金総合研究所の田口主任研究員と谷口税理士事務所の谷口税理士を講師に迎え、経営計画の作成や経営状況の把握の必要性、帳簿付けの基本に係る講義が行われました。

今回は、経営開始に向け研修中の方から経営開始後5年以下の若手漁業者 計7名が参加し、「当たり前の話だ、簡単すぎた」や「難しかった」との意見もありましたが、複数の方から「ためになった。分りやすい講義だった。」との感想をいただきました。

本講座は、4回の講義を予定しており、2回目、3回目と進める中で、参加者それぞれが自身の経営計画を立ててもらうことができるよう、分かりやすく、段階を追って内容を深めていきたいと考えています。